迫真魔術部!タルパの裏技!

淫夢要素はありません

カンリちゃんに書けって言われたから書いたタルパの作り方とその訓練方法 その2

続き行くよ~(申し訳程度の淫夢要素)

 

②不可視の力の感知

その1でまず自己を認識し、さらに自己を覆う不可視の力を認識できたと思う。

「肉体-エーテル-アストラル-コーザル」の階層構造のうち、肉体は当然感知できると読者は思うかもしれないが、そうではない。

肉体とエーテル体の差異は少ない。

例えばテニスに慣れ親しんだ人は、握ったラケットまで感覚を有するという。

自己の認識の範囲=エーテル体だと思ってくれて構わない。

ここまでが自分の体なのだという意識(アストラル体)に追従する形でエーテル体はその形を変える。

開合功によってエーテル体の操作の初歩の初歩を踏み出した読者は、次にそのエーテル体をふくらませる工程に移る。

エーテル体の感覚を皮膚に覚え込ませながら、意図的な自分のイメージ(アストラル体の意志)に沿って、エーテル体を変化させる術を覚えるためだ。

赤子が突然棒高跳びを覚えるのではなく、もがくところから始まり、それがハイハイに変わっていくように、まずは開合功で得た感覚を拡張していく。

開合功を行って、その両手のひらの間にある自分の肉体から離れたエーテル体の感覚。

その両手のひらの間にある反発力のようなものを、大きくしたり、反対に小さくしたりして、まずは不可視の力を感知できる範囲を広げていく。

と、同時にこれはエーテル体の放射と固定の訓練でもあるので、大きくさせた気のボールを維持したりなど、遊びだと思っていろいろと試してみてほしい。

それが自分の不可視の力の感知能力を上げる訓練につながる。

 


③不可視の力の操作

さて、上記内容は③の項目と一部重複する。

アストラル体は、我々の顕在意識そのものと言っていいものだ。

通常、人間はそのことを意識することなく、アストラル体の動きに肉体とエーテル体を追従させて生活している。

開合功によって、肉体の動きを伴いながら、一部で肉体とエーテル体を乖離させた動きをした。

ここから一歩進んで、肉体を動かすことなくエーテル体を動かす訓練に進む。

まず、開合功によって十分に気の操作を覚えたと慢心している読者の9割はこの段階で1度挫折する。

開合功では気を放出しやすい手のひらからの操作であった。

次は、開合功のように手を合わせることなく、片手で気のボールを作ってみてほしい。

それができたら、片手づつで2つの気のボールを。

それができたら、指先から気を伸ばして棒や剣のようにエーテル体の形状を変化させてみる。

さらに発展して、第三の腕を形成してみる(エーテルダブルの初歩)。

これができるようになると、必然的に読者は第三の腕で現実の物質に触れる感覚を覚えることになる。

エーテルの腕で触ることで、触覚ではない情報を受け取ることができれば、気の操作の単元は一度終了して良い。

熟達してくると、これをソナーの代わりに用いて、本来死角である方向も感じられるようになり、いわゆる透視に近づいていくのだが、タルパ作成にそこまでのスキルは必要ないので、エーテルダブルの基礎ができた段階で一旦の終了とする。

 

④(魔術的な)視覚化

もはやタルパ界隈で「視覚化」というと、存在するタルパを見えるようにすることだと思われがちである。

根本的に矛盾を抱えたこの言語について、今まで誰もタルパ界隈の人間が疑問を持たなかったのか、それが私は不思議で仕方がない。

「視覚化できていない」=「目に見えない」タルパを見えるようにする、とここまでは理屈が通っているようであるが、ではこのタルパーは何を持ってしてタルパを感知しているのだろうか。

視覚でもって知覚できない、それ故にタルパを信じられない。

そういったお悩みツイートは見かけるが、そのツイートに対して、「じゃああなたは何をもってしてタルパがいると知覚しているのですか?」と、お悩みツイートに辛辣な問いを投げかけるのはさすがに失礼にしろ、その問いを誰も持っていなかっ……たのかどうかはさておき、少なくとも私の観測範囲では見たことがない。

誰も疑問に思わなかったのか?

今までのタルパーの誰一人として自分がタルパに対して持つ感覚を無自覚だったとでもいうのだろうか。

しかもそれを誰も文章化していない?

おかしな話であるが、そういうわけなので私が私なりに再構築する。


まず、魔術的な意味での「視覚化」を習得することをおすすめする。

グーグル先生に「魔術 視覚化」で聞けば答えがもらえるので、詳しい解説はよそのサイトに丸投げします。

要するに魔術の「視覚化」とは思い出す能力のことで、それは五感を伴った完全な形而上の情報体としての再現にすぎない。

リンゴを思い出すとき、その形(視覚)だけではなく、肌触り、それを噛んだときの音、歯ごたえ、匂い、味が、視覚化されたリンゴが情報体として、砕けたリンゴ、切られたリンゴ、丸いリンゴそれぞれが同時に存在している術者の記憶の中のリンゴという情報体が、術者の心の中(頭の中)で構築される。

この視覚化に至るための能動的想像ができない人もいるらしいのだが、そういう人はたぶんこのブログの文章が読めないだろうから考慮の外に置いておく。サリーはアンにビー玉を動かされたことを知らないのだから、最初にアンの箱を調べるのではなく、サリー自身の箱を調べると思うよ。


④まで訓練を終えたのなら、不可視の力を視覚化によって見えるようにしてほしい。

不可視の反発力ではなく、あなたの意志によって形作られるエネルギーを、触覚から得た情報から逆算して視覚化するのである。

④までの訓練によって、読者は不可視を感知して可視化する手段を得ているので、タルパ作成の下地は整ったと言える。